入院のしおり3

今までの人生に感謝を

入院が初めての方は、今までの人生に大きな感謝をしてください。

今まで当たり前だと思っていた健康が、当たり前ではなかったということが分かったのですから。


何度も入院している方は、大変ですね。

でも今の日本という国に住んでいる私たちは、実はとても恵まれています。

世界には、このような治療を受けられない国がたくさんあります。

また日本でも、何十年か前は平均寿命が六十代でした。

医学の進歩によって、かつては助からなかった病気でも、今は助かる時代になっています。

そう考えると、今この病院にいることも、喜べることの一つなのかもしれません。


とはいえ、なかなかそのように思えないのも自然なことです。


昔、天理憩いの家病院の院長先生が、次のようなお話をされていました。

「病気になったら健康のありがたさが分かるでしょう」と話すと、患者さんは必ず「そうですね」と言います。

しかしそれではいけません。

病気の時に健康のありがたさが分かるという人は、健康になったらその気持ちを忘れてしまいます。

病気の時にでも、「ここは元気、あそこは元気」と喜べる人が、本当に健康のありがたさを喜べる人なのです。


病気になった時こそ、今までの人生を振り返り、

その中にあった喜びを一つでも多く見つけてみましょう。


信者の方へ

天理教では「事情身上は道の華」とお聞かせいただきます。

さまざまな事情や身上(病気)は、本当の生き方という果実を得るための花であるという意味です。

病気はつらいものではありますが、神様からの手紙だと思い、その思いを探させていただく努力をしましょう。

大切なことは、苦しめよう、困らせようという神様はいないということです。


← 前へ

トップ

次へ →