4.続いてこそ道
4−1.信仰の元一日
私たちはお互いに、親神様、のお導きを頂いて、このお道(天理教)に引き寄せられた(世界たすけの御用をさせて頂く者)であります。
身上(病気)や事情で悩んでいる時に親神様のありがたい御守護を知って、この道に引き寄せられた方もあれば、お道の教理に感銘して信仰の道についた方もあると思います。また、親ゆずりの信仰を受け継いだ者もあります。
いずれにせよ、お道を信仰させて頂きたいという心になった元一日、その日の心を生涯忘れずに通らせて頂くようにとお教え頂きます。
これをお道の用語で「一日生涯」と申します。
自分が信仰に入った動機、あるいは自分の家が信仰することになった元一日の日のことをよく思案すれば、自分自身が今後、どのようにこの道を通らせて頂いたらよいかが、わかってくるのではないかと思います。
もし、自分の家の信仰の元一日がわからない方がおられましたら、会長さんにお尋ねして、是非とも知っておいて下さい。
わかるよう胸の内より思案せよ、人たすけたら我が身たすかる
(おふでさき)
4−2.続いてこそ道
このお道は、最後(だめ=だめ押しの「だめ」)の教えとお聞かせ頂きます。
また、この世治める真実の道ともお聞かせ頂きます。我が身どうなっても人をたすけるという行いにより、人間はその魂に陽気ぐらしができる徳を積みます。
私たち人間は、今生一代限りではありません。魂に積んだ徳を持ち越して、来世、縁のあるところへと生まれ変わっていきます。真の平和世界である陽気ぐらしの世界を実現のためには、信仰も自分一代限りではなく我が子に伝えていかなければなりません。我が子にでも他人様にでも同じことですが、信仰の喜びを伝えるという行いは、何よりも大きな自分の徳となるのです。
そのためにも、次の三つはお守り下さい。
一、子供は、小さい頃から必ず教会に参拝させること。
一、分家しても、必ず神様をお祀りするようにさせること。
一、他家に嫁いでも、教会につながり、信仰を忘れないようにさせること。
あなたの家の神様は、あなたの信仰の喜びを受け継いだ後世の人々によって守られ、代々と陽気ぐらしの教えが受け継がれていかねばなりません。
これこそ、親神様、教祖、霊様に最もお喜び頂ける道であります。
立教162年3月13日